射出成形金型において、上型1面に対して下型を2面製作する仕様をさす。成形方法は、
①ロータリー成形機のターンテーブル上に下型AとBを取付け、上型と下型Aで成形（図①）。
②ターンテーブルを回転させて上型と下型Bで成形（図②）。
その成形時間を利用して、下型Aから成形済み製品の取り出しや、次の成形に向けて樹脂に埋め込む金属部品のセッティングなどを行う。
あとは同様に、ターンテーブルを回転させて、再び上型と下型Aで成形する（図①）。
このように、成形時間をムダなく活用して、作業を同時に進行することで、作業効率の向上が期待できる。