新しい技術用語(専門用語)をユーモアを交えわかりやすく解説しています。
ヤング率とは、材料が弾性領域において、受ける力に対して元に戻ろうとする力、つまり弾性変形に必要な力を示す値で、考案者のトーマス・ヤングにちなんで名づけられました。ヤング率は、縦弾性係数ともいい、弾性変形における応力とひずみの間の比例定数をさします。 ダイヤモンドのように、曲げやねじりに対して変形しにくい材料はヤング率が約1000GPaと大きいです。 鉄、アルミ、銅などの身近な金属のヤング率は、鋼が約210GPa、銅が約130GPa、アルミが約70GPaと大きく異なります。 破壊靱性率や抗折力は材料の「強度」をあらわしますが、ヤング率は材料の「弾性変形に必要な力」をあらわします。
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